★歴史
2004年、完全に父の畑を引き継ぎドメー ヌ・ジャン=マルク・ドレイヤーを立ち上げたオーナーのジャン・マルクは4代目。 高校を卒業し会社勤めをしていましたが25歳の時、実家に戻りました。
農業開業責任者資格を取るためにオベルネ村の農業学校に3年間通い、同時に以前から興味のあったビオディナミをパトリック・メイエのところで学びます。
ワインの ボトル販売は地元や観光客のみで、大部分はネゴシアンが桶買いしていましたが2013年、初めて全てのワインをSO2無添加で仕込みます。 |
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性格はとても温厚で信仰心の厚いジャン・マルク。
現在、父の代に植えた樹齢平均50年を超すヴィエーユ・ヴ ィーニュの畑5haと彼が2010年に植樹した若樹の畑1haの計6haを父と2人で管理しています。
アルザスの生産者ですがアルザス品種のアロマティックな特徴があまり好きではないという彼は、品種の香りの影響を少なくするためにワインの仕込みは主にスキンコンタクトを実践しています。
そのためアルザスの自然派ワイン生産者の中では「マセラシオンのワインを得意とするヴィニョロン」として名が通っています。
彼のモットーは「ブドウ本来が持つエネルギーを壊さない」こと。
2500 kmの行程を徒歩で巡礼するくらい敬虔なキリスト教徒である彼は、目に見えない神の力や奇跡を信じていて、ブドウのエネルギーを正しく良い方向に導けば、必ず素晴らしいワインが出来上がると信じています。
ビオディナミを早くから取り入れたのも、ブドウ本来の持つポテンシャ ル(エネルギー)を引きだすという点で彼の考えと一致するところがあり、今はさらに均一になりがちな機械を
使う作業を徐々に減らし、ブドウの木ひとつひとつの個性に向き合うために手で行う作業を増やしています。 |